今日、ブレイン・ストーミング 通称ブレストの怖さを感じた。
それは、この使い方を乱用すれば、簡単に人を傷つけてしまうということ。。。
今日とあるチームのブレストに混ぜさせてもらった。
そのテーマ内容は、正直に言えば、俺には不向きであった。
なぜ不向きだったのか。
意見はものすごく出た。
そりゃあそうだ。
そのテーマの背景には、俺の人生の経験で、一般的に「黒歴史」と呼ばれるものに通じるものがあったからだ。
はっきり言えば、俺は途中無我夢中に書いていた時があった。
黒い経験が、また別の黒い経験を連鎖させ、ただひたすらポスト・イットを書きまくっていた。
そして、出てきた俺の意見は、「いいね〜」というのでうめつくされるものとは程遠い、黒歴史の最中にいた自分自身の悲痛な叫びのようなものであった。
もちろん、これには無我夢中でやっていたとはいえ、気づいていた。しかし、そのチームにとって少しでも得られるものになればと思って、行けるところまでやってしまった
しかし、それが俺の一番の失敗だった。2×2で分類をし、俺の書いたものがひとつひとつ読まれながら処理されて行った時、新卒のメンバーの1人が「なんか見てて悲しくなる」と、それ以上は口には出していなかったが、その顔は明らかにショックを受けたような顔をしていた。
俺はそのチームのために出したつもりではあったが、結果的には、自らの過去を他人にぶちまけて人を傷つけただけ、言葉の暴力以外のなにものでもなかった。しかも研究とかではなく単なる授業のグループワークなのに。。。
これを言った俺も、実のことを言えばそれなりにダメージはある。やはり、思い出したくないのに忘れられない過去を引っ張り出してくるのだから、それ相応のダメージは覚悟していたし、それは自業自得だ。だけど、それを他人に押し付けるのはやってはいけないこと。おれはそれを今日ブレストという道具を乱用してやってしまった。
意見はなんでもいいとは言われるが、それはあくまで人を傷つけない程度の内容であるというのはきっと前提条件のはず。そしてそれは自分の経験と結ぶことによって満たせないこともあるんだということを、今日思い知った。。。